2017/3/9

術後5年の節目から、ず-っと書きそびれていた現在の身体の様子などを記録しておこうと思います。


子宮体がん
CT検査(アレルギーが出たため単純)は手術をした大学病院で4月頃に年1回、
血液検査と細胞診などの内診は、最初にかかったクリニックで9月頃に年1回、
と、2ヶ所で定期検診を受けています。
(クリニックの方もCTに合わせて4月にしようか検討中)

2011年11月(術後9ヶ月)造影CT検査で傍大動脈リンパ節の腫れを指摘され、
2012年12月のPET/CT検査では “転移疑い” にまでなりましたが、
2014年9月のPET/CTでは薬の集積が淡くなり、転移疑惑は消えました。

「術後、リンパの流れがうまくできていないとリンパ節に溜まって腫れて写ってしまう。 報告書ではどうしてもそうなっちゃうけど、僕の経験から違うから」

3年もの間、検査の度に転移疑惑の指摘があったのに、主治医M先生は毎回それを否定され、私は先生を信じてついてこれました。
それはとても大事なことで、幸運だったと思います。


尿管狭窄
左側尿管に手術時の癒着が原因と思われる5cmの狭窄部分があり、尿を流れやすくするために尿管ステントを留置しています。
一つのものを長期間入れておけないので、3か月毎に交換しています。
交換前に座薬を入れるようになってから、交換時の痛みが軽くなりました。

尿の逆流による水腎症の繰り返しで左腎萎縮が進行し、2014年9月のPET/CTでは殆ど機能していないことがわかりましたが、ステントは左腎が完全に尿を作れなくなるまで留置しておかなくてはいけないそうです。 抜いてトラブルがなければ抜去になるのですが、そのタイミングは難しいらしく、未だ試されていません。
左腎を取ってしまうより、このまま自然に萎縮を待つ方がリスクがないそうです。


腎機能
↑のことから、半年毎に腎代謝内科で腎機能を診てもらっています。
萎縮した左腎に代わり、右腎は代償性肥大になっています。
腎臓は片方だけでも支障はないそうで、片腎しか機能していないという自覚はありません。
ただ、水分摂取量が少ないと尿が濁ったり膀胱痛の症状が現れるので、起き抜けの温かい麦茶200ccの一気飲みを含め、1日1500cc~2000ccの水分(ほとんど麦茶)を摂ることは心がけてます。
残った右腎の機能維持のために塩分の濃いもの控えたり、体重管理、血圧管理も、緩いながら意識しています。


骨粗しょう症
腎代謝内科の主治医の専門分野とわかり、昨年初めて検査を受けました。 
(卵巣がないと骨形成に関わる女性ホルモンの1種であるエストロゲンが少なくなるため、骨量の減少を招くことで骨粗しょう症を発症しやすくなる)
昨年は、思いがけず同年代の平均値よりも良い結果がでました。
今後も年に1回検査を受け、腎機能のついでに一緒に診てもらおうと思ってます。


排尿障害
手術時に排尿機能を支配する骨盤神経を傷つけることで起こる確率の高い後遺症ですが、大半は自然排尿が可能になります。 が、私は回復しなかったので、自然排尿と導尿を併用してきました。
抗がん剤治療が終わってから服用を始めたウブレチドという膀胱の収縮を助ける薬の効果で、尿意・尿量ともにそれなりに回復傾向にありましたが、毒薬に区分されていたり、長期服用は肝機能の低下に繋がる “コリン作動性クリーゼ” を引き起こすことがあるとわかり、1年前に服用をやめました。
やめたことで尿意・尿量ともにダウンし、朝晩だけの導尿が毎回になってしまい、その頃は凹みましたが、長い目で見るとこれで良かったのだと思います。
導尿から解放されたい一心で回復を期待してきましたが、今の自分にとって何が一番大事なことかを考えたら、腎臓を守ることだと気づいたからです。
無意識のうちに行っていた腹圧排尿がなくなり、膀胱を空にする回数が増えたことで、それまで頻回にあった膀胱痛や腎臓の腫れが激減しました。
諦めることも治療のうちと悟りました。 でも、ステントを抜去したら、もしかしたら治るのでは?という希望もまだ捨てていません☆
《追記 - 現在毎回併用で、自然排尿と導尿の尿量の割合は 6:4 くらいです》


リンパ浮腫
去年の夏頃(術後5年半)から、なぜか急に軽くなりました。
弾性ストッキングを穿かずにいられる日が多くなりましたが、2014年の事故や、先日の捻挫でもリンパ浮腫の原因になることがわかったので、油断して悪化させないように気をつけていきたいと思います。
長時間の外出のときは弾性ストッキングを着用し、お風呂での、簡単ですが一通りのマッサージも継続しています。


更年期症状
ホットフラッシュは術後5日目で出ましたが、今はほとんどありません。
最近になってときどき躁鬱感を自覚する日がありますが、軽くすんでます。


抗がん剤の副作用
右手人差し指と中指の先端の感覚が鈍いです。
両足(特に右足)の土踏まずから爪先にかけて、ギュッと掴むと “痛気持ちいい” ような痺れ(わかりにくいですね^^;)が残ってます。 たぶんこれはこのままのような気がします。

顔の色素沈着と、目の瞼裂斑炎(白目の黄色いシミ)は薄くなりました。
特に瞼裂斑炎は一般的には治らないといわれているので、私の場合はこれも抗がん剤の色素沈着と大いに関係があったと思われます。


大腸がん
2013年の夏、婦人科定期検診のPET/CTで見つかり、2014年1月に手術。
その後1年に1回、内視鏡検査を受けています。
内視鏡で取っただけで終わり、病理の結果も良かったので、未だに大腸がんを罹患したという自覚が薄いです。


まとめ
こうやって拾い上げると、さもいろいろありそうですが^^; 術前との大きな違いは導尿の面倒くささだけです。
でも今はもうこれが普通になっていて、辛い後遺症とは思ってません。
使い捨てのカテーテルを頂いてからは外出時のトイレも苦ではなくなりました。
(導尿をされてる方、“在宅自己導尿指導管理料” 内で、繰り返し使うタイプと使い捨てタイプの両方を頂けるので、病院に申し出てみてください)

それ以外では全く普通に生活しています。
一時風邪をひきやすい時期がありましたが今はそれもなく、疲れやすいということもありません。
家族や友人は導尿どころか、私が闘病していたことも忘れかけているのでは?
な-んて感じる今日この頃です


おまけ
私がここまでこれたのは、このおまじないのお陰でもあったような気がします。 
手術を控えた頃に母から渡されたもので、
「薬師如来さん、病気を治してくださいね」 という意味の言葉だそうです。

1703071.jpg

“肌身離さずに” とのことで、畳んでスマホケースのポケットに入れてます。
ご興味のある方はこちらをどーぞ



2017.04.20 Thu (00:00) l 6. 子宮体がん l コメント (8) トラックバック (0) l top

コメント

貴重な記録
サザンさん、こんにちは。

冷静に丁寧に自分の身体と向き合ってわかりやすくまとめられた、とても貴重な記録だと思います。

大きな子宮がんと大腸がんを乗り越え、その後に出てくる違う個所の不調も大変なはずなのに明るく上手に付き合っていらっしゃるからご家族も、闘病や導尿のことを忘れてる訳ではなくても安心してしまうのかもしれません。^^

子宮体がんの転移疑惑は3年間大変な心労でおつらかったと思います。主治医を信じてついて行けたってすごいことです!
一番大きな病気の主治医に恵まれたからこそ、他の多くの大変なことを越えられたのかなと考えさせられました。

主治医は巡りあわせで選べませんから、サザンさんが良いお医者様に出会えて何よりだったと思います。

たくさん書いてくださったのに、全てのことにコメントできなくてごめんなさい。

腎萎縮は私も全く同じ。恐らく狭窄症が無いからステントが抜けたのでしょうか。
1つしか機能していない腎臓。さらに私はそれも切除していますから。
塩分に気を受けて水分も取る。一緒に腎臓大事にしましょうね☆

お母様の薬師如来さまのおまじないの紙、以前も読ませて頂きましたが改めて、お母様のお気持ちに心を馳せます。

サザンさんが、不調を抱えながらも今明るくしていらっしゃることに感謝!です。お母様のお心が届いたのですね。

自分に起きたことを受け入れて、うまく付き合っていきたいと、サザンさんのブログを読んで思うようになれました。
ありがとうございます。
2017.03.09 Thu (16:07) l ガムザッティ. URL l 編集
ガムザッティさんへ
ガムザッティさん、こんばんは。

忘れっぽい自分の備忘録として書いておきたかったのですが、最近 『術後5年』 というキーワードで検索してくる人が増えてきたので、参考になる人、ならない人、色々だと思うけどまとめてみました。
貴重と言われると素直に嬉しいです^^ ありがとうございます。

転移疑惑、改めて思い起こしてみたら3年という長さにビックリ。 
M先生の揺るがない確信と自信。 頼もしい主治医に巡り会えた幸運に感謝です。 最初に行ったクリニックが違ったら・・・ 曜日が違ったら・・・
ガムザッティさんと同じで、私も運がいいんだと思います。
ガムザッティさんの腎臓も、切除といっても全摘ではなくて部分切除ですんだのも、素晴らしい主治医に巡り会えたからですものね。
この運を大切に、あとは私たち患者が身体を大切にしないといけないですね(^_-)

おまじないは、なんだか本当に守ってくれてるような気がするんです。
いや、怖いくらいの母の想いの暗示にかかってるのかも^^;

今日も温かい心のこもったコメントをありがとうございました♡
2017.03.09 Thu (22:29) l サザン. URL l 編集
No title
サザンさん とっても参考になりました。私の3年後を考えました。 (私は8月で手術後3年です。) 私は言い訳かもしれませんが、化学療法後、もともとピンボケだったのが、さらにそそっかしくなっているような気がします。 誰かに何か言われた後、それに反応する能力が遅いというか。。。いや、それとももともとかだったかしら?笑 サザンさんの6年目のまとめは自分を振り返るよい機会になりましたよ。 いろいろあっても常に前向きで明るいサザンさん、いつも助けられています。私のどん底の時も今も!
お母さんのおまじない、私も書き留めておこうかな。 私もお守りとかいろいろあります。 病院にいくときはいつももっていくものもあります。 あとバケットリストもまた書いてみようと思います。(生きている間にやっておきたいことをリストにするのをバケットリストというらしいです。病気の時に一生懸命かきました。) これからもよろしくお願いしますね!
2017.03.10 Fri (09:03) l えり. URL l 編集
えりさんへ
えりさん、こんばんは。

えりさん8月で3年になるんですね~ 
こんなに長くおつき合いできるのも、お互いに幸運だったってことですね。

私も記憶力の低下や集中力の低下は気になってます。 でもこれが化学療法後のケモブレインなのか?加齢によるものなのか?よくわかりません。
私もがんになる前から・・・というか、高校生の頃から夫に 「チョロ松」 と言われてたくらい、そそっかしかったので・・・
一緒にしたら申し訳ないけど、やっぱりえりさんが他人と思えない~^^;

お守りって、色々なものを身に付けていてもいいんですって。
神さまはみんな心が広いみたいですよ。 あたりまえですね。

私もえりさんの真似して、やってみたいことリストアップしてます♪
恥かしいからナイショだけど^^;

私の方こそ、これからもずーっとずーっとよろしくお願いします♡
2017.03.10 Fri (20:16) l サザン. URL l 編集
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2017.03.14 Tue (10:17) l . l 編集
Mさんへ
こんにちは。

そうですね。身体より心ががんばったときもたくさんありました。

元気がでる言葉をありがとうございました。
Mさんもお大事になさってください。
2017.03.14 Tue (11:54) l サザン. URL l 編集
No title
サザンさん、こんにちは。
読んでいて、しみじみ~。心が澄んでいくような。って、不謹慎な表現なんだけど、全てがサザンさんの軌跡。
自分に重ねたりもして。
いろんなものが晴れていくような、不思議な感覚になりました。
そうだね、いろんなことがあったね。そしてきっと、これからも、いい事やちょっと悲しかったりすることもあるんだろうね。
でも、きっとサザンさんも私も、またひとつづつ乗り越えていけるんだろうな。
人生は楽しいことばっかりじゃないし、つらいことばっかりでもない。きっといろんな糸を織りながら、続いていくんだね。
何だか書いていて、とりとめのない文章になっちゃったけど、正直な気持ちなの。
これからも、よろしくね。そして、ありがとう♡♡♡。
2017.03.17 Fri (16:44) l Atsuko. URL l 編集
Atsukoさんへ
Atsukoさん、こんばんは。
Atsukoさんの優しさと、私の “軌跡” で、いろんな場面が思い出されて、もうなんだか初っ端から涙がでてしまいました。
私、癌になったことで泣いたことは1度もないんだけど、思い出の一つ一つは愛おしくもあって感傷的になってしまいます。
私はこうして書くことで読んでもらえるけど、Atsukoさんにも今までのたくさんの思い出があるよね・・・
この不思議な気持ちって、きっとみんな同じなんだろうな~

Atsukoさんの言おうとしてること、とってもわかります。 
生きるって大変なことだけど、どんなことも乗り越えていかなくちゃね。
折れそうになったらSOS発信するので、よろしくお願いします(^_-)-☆
優しい言葉をありがとう。
2017.03.18 Sat (00:18) l サザン. URL l 編集

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