2013/5/6

私は今年の2月で術後2年が経ちました。
現在53歳ですが、子宮がんがわかった50歳の時点ではすでに閉経していました。
でも、更年期症状は全くありませんでした。
私は一生更年期とは無縁かと思っていたほどです。

手術をしてからは軽いホットフラッシュが現れるようになりましたが、ほてり、頭痛、めまいなどもなく、卵巣を失った実感がありませんでした。

ところが最近、紫外線が一番強い時期もあるかと思いますが、シミが目立ってきたんです。
以前からこの時期になると現れ始まるシミでしたが、今年の濃さと数は尋常ではありません!
それと共に、張りと潤いもどんどん無くなってきてます。
化粧ノリの悪くなった肌にシミが隠れるまでファンデをつけると、今度は小じわが目立って大変なことに
たぶんこれは卵巣を取ったことでの女性ホルモン減少のせい?
最近は鏡を見るのが切ないです・・・
2年を過ぎて、ホルモンが無くなった恐ろしさをジワジワと感じ始めてます。


卵巣欠落症の治療の一つに、HRTというホルモン補充療法がありますが、残念なことにがんの組織によってはできない場合があるようです。

がんの組織が子宮の組織に似ている高分化型類内膜腺がんという一般的なタイプ(→ 私コレ)は、女性ホルモン(エストロゲン)に反応する。
HRTを行うと再発する危険性が高まるため、通常5年間は行われない。

エストロゲンがほとんど関係しないと言われる漿液性腺がん明細胞腺がんなどの組織型のがんであればHRTができないわけではないが、勧める医師は少ない。
エストロゲン剤の禁忌の項目に乳がんや体がんが入っていることで、万が一がんが再発した場合、処方した医師の責任が問われる可能性があるため。

しかし、HRTで本当に予後(生存率や再発率)が悪くなるのかどうか?という臨床試験は、体がんが閉経後の高齢者に多い事や倫理的な問題もあってほとんど行われていない。
つまり、根拠になるデータがないということ。
ただ、一般の女性にエストロゲン剤単独で長期のHRTを行うと、体がんの危険(リスク)は約8倍くらいになる。


卵巣を摘出することで骨量が低下する問題もある。
30歳代前半で両方の卵巣を摘出した場合、HRTを行わないと骨粗鬆症が発症(特に比較的若い時から)するリスクは極めて高くなる。
エストロゲン以外の骨粗鬆症の薬剤も出ているが、エストロゲンの効果にはとても及ばない。

長期のHRTには、骨や更年期症状の治療以外にも、コレステロールが減る
心筋梗塞の危険が減る 痴呆の予防になるなどのメリットがある。
ただ副作用として乳癌のリスクが20-25%くらい高くなる。
肝機能障害や血栓症のリスクも少し上がる。

要するに、HRTのプラス、マイナスはいくつかの要因があり、決して単純ではないということ。
最終的には本人が体がん再発のリスクを承知し、個々の責任のもとでHRT(必ず併用法で)をできるだけ長期的に(20年以上)行うという事になる。

どの組織型であっても一般的には漢方薬での治療が勧められる。
更年期障害の専門医だけでなく、漢方の専門医に相談するのもよい。



身体の回復と反比例するように女性ホルモンが無くなっていくのを感じながらもホルモン療法ができないのは残念ですが、カルシウムやビタミン剤で補い、髪型やファッションでもカバーして、痛くない程度に頑張ろうと思います。
まだまだ若くいたいので、見た目も大事です




追記 (5月15日)
私の認識不足から、記事に訂正があったので内容を一部変更しました。
最初、「ホルモン補充療法ができないのは体がんだけ」 と、いうような内容で書いてしまいましたが、頸がんでも腺がんの場合はやはり同じ理由で禁忌とされているようです。
次の記事のコメントをくださった方の体験も参考にしてみてください。


                                         
2013.05.06 Mon (01:26) l 6. 子宮体がん l コメント (6) トラックバック (0) l top

コメント

はじめまして
頸癌でも腺癌の場合はホルモン剤を使えないんですよ。体癌と同じ理由です。私は子宮頸部腺癌で経過観察に入って1年半ですが、どんどん更年期症状がキツくなり、気休めの漢方を試してみようか考え中です。
2013.05.07 Tue (07:10) l えみ. URL l 編集
えみさんへ
はじめまして。 
コメントありがとうございます。

頸がんでも腺がんの場合はNGだったんですね!
今までずっと、体がんの場合だけだと思い込んでました・・・
ちゃんと調べもしないで、羨ましがったりして申し訳ありません。
漢方も気休めでしかないのだったら残念です。
2013.05.07 Tue (16:42) l サザン. URL l 編集
過去記事に失礼します
はじめまして。コメントもしていないままに、リンク張らせていただいちゃいました、すいません!
去年の9月に体がんの手術をしました。年も近いので、とても参考になります。私も現在、更年期の様な症状に、困っています。貴女のブログを始めから読ませていただいているので、まだこれ以降のことが分からないままコメントしてしまって申し訳ないのですが、その後、症状はよくなられましたか?同じような病気で頑張っている方をみると励みになります。どうぞお大事に!
2015.01.08 Thu (15:37) l ヒカリ. URL l 編集
ヒカリさんへ
はじめまして。
コメントありがとうございます!

私は、卵巣を取ったわりには更年期症状はあまり感じられません。
ホットフラッシュは術後ありましたが、だんだん落ち着き、今はほとんど出ません。 
若くして卵巣を失った方の方が、特に症状が強く出るそうです。
昨年の秋頃、物哀しいような気分の落ち込みがありましたが、冬になった途端なくなりました。
ただ、顔の色素沈着は、残念なことに年々症状が悪化しています。
これは卵巣欠落症というより、抗がん剤の影響のような気がしています。
洗濯物を干すときは、つばの広い帽子にマスクで予防しています。
マスクは我ながらグッドアイディアです!

ヒカリさんは術後3~4ヶ月なんですね。
体調が落ち着くまで、もうちょっと時間がかかるかもしれませんが、日にち薬という言葉があるように、時間の経過とともにいつの間にか回復していきますので大丈夫ですよ!
がんばってくださいね(^^)/
2015.01.08 Thu (21:15) l サザン. URL l 編集
腺癌 術後3年 50になります
ケイガン腺癌術後3年です。子宮広汎術。

ちょうど老化と時期が重なるとはいえ、
急激な老けこみに悲しくなっています。
術時47まで見ため若かった(と、言われてました)分、
3年で20年分ぐらいふけました。
やや更年期障害もありますが、
なにより、
毛髪皮膚の老化が、激しいです。
さらに、
術前骨密度120パーセントだったものが、
3年後の今、80パーセントにまで減少したのは、見ため以上に、内部老化が進んだ決定的な証明を突きつけられたようで、
落ち込んでいます。
腺癌だから、エストロゲンてんかはできないとのこと。しかも、骨密度80を切らないと予備軍にならないから治療もしますか?との医師の言葉。
3年で40%も下降しているのにです。
今の症状はエストロゲンで改善するか試すこともできないのでしょうかねぇ?
しかし、
患者に治療の選択肢はないのでしょうか?
すでに50。
骨折して寝込む老後より、
元気に50代を過ごしたいと思うのはダメですかね?
QOLなんて、自分しか考えられないと思うんですが…
ごめんなさい。愚痴になってしまいました。
2015.06.19 Fri (22:52) l みち. URL l 編集
みちさんへ
この記事を書いたのがちょうど2年前です。
シミはこの頃よりも更に濃さを増してきました。
皮膚の乾燥もジワジワと進んでいます。
髪の毛はこの頃は悩んでなかったのですが、今はみちさんと同じく老化を感じています(p_-)
ここ半年くらいで急に髪質が変わり、分け目が薄くなってきているのを実感します。
でも、やはり再発の危険があることからホルモン治療はできないと主治医に言われているので、なんの治療もできずにいます。
骨密度は術後測ったことがないので、今どのくらいなのかわかりません。 
知るのが怖い気持ちもありますが、ちゃんと把握しておかなくてはいけないなあ・・・とみちさんのコメントを読んでドキっとしました。

私はまだホルモン治療に踏み切れずにいますが、上のコメント欄のヒカリさんという方がされたようで、とても参考になる記事を書かれていますのでご覧になってみてください。

http://hikariblog2014.blog.fc2.com/
2015.06.20 Sat (01:31) l サザン. URL l 編集

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