今から10年くらい前に、図書館で借りた本の中に感動したものがありました。

2007年の24時間テレビの中でもドラマ化されたので、ご覧になった方もいる
かもしれません。

ユーイング肉腫という小児ガンに侵され、5歳から9歳まで病気と勇敢に戦った
ナオくんのお話です。
本はナオくんのお母さまが書いたものです。

後にも先にも、唯一ほんとうに声を上げて泣きながら読んだ本です。

10年前・・・ 私は42歳。
息子たちはもう22歳と20歳になっていたので、我が子と置き換えるということは
ありませんでしたが、子どもに先立たれる親の苦しみがひしひしと伝わってきて
切なかったです。

あの頃は自分がガンになるなんて全く考えもしませんでしたが、
ナオくんのお蔭で、少し心構えができたのを覚えています。



あれから10年。
今度はガンを経験した立場で読んでみたいと思い、借りてきました。

やっぱり大号泣でしたが
この先、何があってもナオくんに負けないように頑張る
10年前もですが、改めてナオくんから喝をもらった思いです。



4年間の壮絶な闘病生活の中で、ナオくんが遺した言葉の一部です。

ナオでいいんだよ。 この痛みはナオじゃなきゃ耐えられない。
お母さんじゃ無理だよ。

もしナオが死んだらお母さん暗くなっちゃうでしょ。
お母さん、ナオが死んだらお友達と遊べばいいじゃん。
悲しくて遊べないなんて言ってたら、お友達に嫌われちゃうよ!
明るく生きてほしい。

もしナオが死んだらお母さん、ダメな人間になりそうだから、今のうちから
お母さんの弱いところ、いけないところを直してもらいたい。
お母さん、すぐ忘れちゃうからノートに書いて。
 ・人に頼まない。 自分でやる。
 ・一度聞いたら、何回も同じことを聞かない。
 ・お母さんは勇気がない。 勇気が大事。
 ・仕事をしてくれているお父さんを大事にする。
 ・いきなり怒らないで、口でまず優しく説明する。
 ・自分がイライラしてるからといって、子どもに当たらない。
 ・物を大切にする。
 ・子どもに言ってることが自分でできていない。
 ・人の話は目を見て聞く。

ナオはね、まだ死ねないんだよ。 
お母さんの心の準備ができてないから。



とても9歳の子が言ったとは思えない言葉の数々・・・
こんなことを言われたら・・・



それから、最後のお母さまの言葉です。

直也は私の子供に生まれてきましたが、人間としては私よりはるかに先輩
だったと思うのです。
人に対する優しさ、思いやり、何があっても負けない不屈の闘志、家族の絆、
全てのことを自分の命と引き換えに教えてくれたのです。
生きるとは何か。
私は、先に逝ったその人の分もがんばり、幸せに生きるかが、遺された人に
与えられた課題なのではないかと思っています。
先に逝った人は遺された人を不幸にするため、悲しませるために生まれて
きたのではないのですから。
その存在を決して無駄にしてはいけない。
亡き後もその存在を最高に輝かせてあげることこそ、遺された人がやるべき
ことではないでしょうか。



私はこの本に・・・ ナオくんに巡り逢えてよかったです。

心の薬になれば・・・と、今辛い治療をされている方、ここに来てくださった方、
みなさまにもぜひ読んでいただけたらと思います


             
             PU2.jpg
                「がんばれば、幸せになれるよ」
                     山崎敏子 著
                       小学館



にほんブログ村 病気ブログ 子宮がんへ


応援していただけると嬉しいです

2013.02.28 Thu (20:03) l 17.日常のいろいろ l コメント (4) トラックバック (0) l top

コメント

涙が出ました
本当に、9歳の子が言った言葉とは思えない・・・ですね。
お母さんの心の準備ができていないから、まだ死ねないなんて・・・
あーーー・・・。
うちの息子は8歳になったばかり。
まだこの本を読むのはつらいかも。
2013.03.02 Sat (01:40) l mama311. URL l 編集
そうですね・・・
息子さんとちょうど同じくらいの歳なんですね・・・
じゃあ、今は読めないかな・・・?

でも、もし心が折れそうになったときには読んでみて下さい。
ナオくんのためにもですが、ご自分のためにも。
きっと、救われると思います。

自分が先に逝くのと、子どもに先立たれるのと・・・
どっちがどうなんだろう・・・って、いろいろ考えてしまいました。
あまりにも難しくて、答えは出なかったけど。
2013.03.02 Sat (19:11) l サザン. URL l 編集
サザンさん、つい先日、息子に
「ママ、金さん銀さんと同じくらい長生きしてね」
と突然言われました~
んー頑張らねば(笑)
ナオくんの本、読んでみようかな。
今はそう思います~(^-^)/
2013.03.03 Sun (01:53) l mama311. URL l 編集
息子さんが金さん・銀さんを知ってることにビックリ・・・
でも、ほんとに頑張らないと(笑)
その頃はpocoちゃんも50歳・・・  なんか不思議(笑)

たぶん、辛くならないと思うの。
わかっているようで、わからなかったこと、見えないものが見えて、
ほんとに、心の薬になるはず・・・ です。
2013.03.03 Sun (11:00) l サザン. URL l 編集

コメントの投稿












トラックバック

トラックバック URL
http://sas0037.blog.fc2.com/tb.php/115-3389f274
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)