2011/2/2

今日はまた長男が有休をとって運転席でスタンバイ
ほんとに会社大丈夫


9時30分 放射線科

この日、手術にするか放射線治療にするかを伝えることになっており、手術を受けることに決めたことを言いました。
たったそれだけのための予約でした。



10時30分 婦人科
今日は内診はないだろうと思ったので長男と一緒に診察室へ。


M先生   あ~サザンさん、放射線の先生からどういう治療方針にしたか返事
       を聞きたいということですが…


      「手術で」 と言ってきたところです。

M先生   それなら良かった。 
       病理検査の結果が出て、あなたのは “腺扁平上皮がん” といって、
       放射線が効きにくいタイプで、手術の方が有効なんです。
       扁平上皮がんが7、腺がんが2、その他が1なんですけど、あなたの
       はその1に入る珍しいタイプのがんで、扁平上皮がんよりは少しタチ
       の悪いがんになります。


      ・・・・・・  はい、では手術でよろしくお願いします。

M先生   この間の出血は止まったでしょ?

      はい! 出血も、あのおりものも全く出なくなりました!


そして前回渡された「手術の説明・同意書」を見ながら詳しい説明を聞いた後、何枚もの同意書にサインをしました。 
息子も同席者としてサインを促されました。


M先生   あと、尿管ステントといって、手術のときに尿管を傷つけないように、
       膀胱から腎臓にプラスチックの管を入れるんですけど・・・
       (絵を描き始める)
       これは手術の前に外来でやってもらいます。


     はい・・・
       えっ!?   外来でですか!?   外来でって・・・
       どこから入れるんですか?


M先生   尿道から入れます。
       でも麻酔も必要ないくらいの簡単なものです。

      えーーーっ
       手術の前とかじゃダメなんですか


M先生   泌尿器の先生も同じ時間に手術があったりで都合があるからね・・・
       大丈夫ですよ、みなさんやってるし、そんなに痛くないです。

       あさって泌尿器の外来予約入ってるでしょ?
       その時に担当の先生とステント入れる日を決めてください。


      はい、わかりました…    → みんなやってるならと観念した


診察室を出てから・・・

息子    ねえ!ビビりすぎ!

      自分だったらどーよ!

息子    絶 ・ 対 ・ 無理っ!

いっしょじゃん・・・



11時00分 麻酔科
小さな個室のような部屋で硬膜外麻酔と全身麻酔の説明を受け、全身麻酔の時に使う実物の 咽頭鏡 まで見せられ、血の気が引きました!  
口の中に入れるのに、こ、こ、こんなデカい鉄の塊ぃぃぃ・・・ 
グラグラしてる虫歯はこの咽頭鏡で折れてしまうこともあるそうです。
確かに恐怖を感じるほどの大きさでしたが・・・
意識がなくなってからだから、まぁいっか!
好きにして~


説明の最後に、消防庁が取り組んでいる 「救急救命士による気管挿管の実習にご協力を」 というプリントを渡されました。 
協力する場合はサインをして入院のときに病棟クラークに預けるそうです。 
正直とても迷いました。 

いつか自分や家族が、救急隊に命を任せなければならないという事態が発生するかもしれない。 
そのための救急救命士の育成に貢献することに、迷ってる場合なんかじゃないのかもしれない。 

でもこのときは、これからの手術や尿管ステントへの不安がいっぱいで、任意で避けられる不安は抱えたくなかったのです。
それでも入院まで何回も迷ったのですが、入院当日看護師さんから

「協力をされない方の方が多いので気にしなくても大丈夫ですよ」

と言われ、胸のつかえが取れました。
実習生の方、チキン で、ほんとうにごめんなさい!



2011.02.02 Wed (00:00) l 3. 発覚~手術まで l コメント (0) トラックバック (0) l top
2011/2/4

3回目の自己血貯血が終わったあとのことです。


10時30分に泌尿器科の外来予約が入ってたので夫と移動。
婦人科と違って、待合室はほとんどが男性の患者さんでした。
M先生が指名されたA先生の診察室の前あたりで待機。
怖~い “ステント留置” でお世話になる先生なので、とっても緊張してました。


1時間くらいして私の番号が表示されたので、夫と診察室の中に。
A先生は、最初からニコニコ。  優しそうな先生でホッ。


電子カルテを見ながら尿管ステント留置の説明が始まり・・・


あれっ  なんか話がおかしい。
手術の前に麻酔が効いてからステントを入れるような口ぶり!


     M先生に外来で・・・って言われてたんですけど・・・

A先生  あー、M先生はボクのことを考えてそう言ったんでしょう。
       同じ時間にボクも手術が入ってると思うけどサザンさんの 方に動いて
      やっちゃいますよ! 
      麻酔でわからないうちの方がいいでしょ?

     え~っ M先生に情けないって怒られちゃいそうです・・・

A先生  大丈夫ですよ、M先生もそうしてほしかったんでしょう。
      ほら、ここに「サザンさんは痛がりです」って書いてある。



そう言われて冗談かと思ってを覗き込んだら・・・
M先生からの依頼書には本当にそう書かれていました!


初めての診察のときの「痛がりかな?」という言葉を思い出してM先生の温かさに酔っていると・・・



    先生!こいつもそうしてほしいって言ってたんですよ!!     
      んじゃっ、それでよくね~?


夫のフランクすぎる発言にクラクラ
・・・  更に今度はA先生がっ・・・


A先生  M先生の心配ばっかりしないで、ボクのことも気にしてくださいよー 
      わっはっはっ




この病院、面白くて優しくて素敵な先生や看護師さんばかり。
今まで大学病院に少し偏見があったことを反省しました。
この病院で治療を受けることになって本当によかったです



2011.02.04 Fri (00:00) l 3. 発覚~手術まで l コメント (0) トラックバック (0) l top
2011/2/8

手術まで1週間に迫ったこの日。
長男から 「赤ちゃんができた」 と言われてビックリ!!!

彼女の I ちゃんとは今年の終わりか来年の春に結婚 ♡ と、みんなで考えていたところに私の病気が発覚。
ちょっと予定を狂わせちゃたかな・・・ という矢先でした。

この嬉しいニュースのおかげで、暗くなりかけてたみんなの心がパ~ っと明るくなりました。
悪いことばかりじゃない。  ちゃんといいこともやってくる

赤ちゃんの産まれてくる予定日は10月7日。
2人は3月3日に入籍
長男は I ちゃんのアパートに引っ越して行きました。

嫁にだしたわけじゃないけど・・・  車で10分という近さだけど・・・
30年も一緒に暮らしてきたので、ちょっと淋しかったです。

I ちゃん、U太をよろしくね!



二人は遠いのにわざわざ鎌倉八幡宮に出向いてくれて、お守りや、私が欲しかったipodや、気分を爽やかにしてくれる香水などをちょこちょこ持ってきてくれました。 
全部 I ちゃんの計らいでしょうけど

そして友達M、C、その娘たちからも神社のお守りや、私のためにちゃんと視て選んでもらったというパワーストーンやパジャマなど、たくさんの想いを頂きました。

中学時代の友達Kは免疫が上がるようにと、自分が勤めるノエビアのアガリクス(後で価格を知ってビックリ!)や、玄米ご飯などを持ってきてくれました。

母方の叔母夫婦は遠く離れた新潟に住んで住んでいるのですが、病気が治るという新潟の有名な神社に行き、ご祈祷してくれたお守りを送ってくれました。

みんなの温かい気持ちがほんとうに嬉しいです。
何度お礼を言っても足りません。
治療を終えて元気になるのが一番のお返しかな

因みに、たくさんの神様が集まりましたが、神様たちは何人いてもケンカをすることもなく見守ってくれるそうです。



それから、これ ↓ はだいぶ後でわかったMと二男のメールのやりとりです。
二人ともうまく相手のメールしか転送してこないとこがまた泣けました。

M → 二男
サザンのことは私としても衝撃的な驚きでした。
でも今はガンといっても治る病気だから大丈夫!
サザンなら絶対!
ただ、サザン家は女一人だからサザンが入院したら何かと不便なことがあると思う。  
私はそれを心配するサザンが心配・・・
いい? 
何かやってほしいこととか困ったことがあったら遠慮なく私に言ってよ! 
ごはん食べに来てもいいんだからね。
そうして頼ってくれた方が私も安心できるから。
でもU太もGも優しい息子たちで何よりです。


二男 → M
ほんとにうるさくて熱いババーだな!
言われなくても頼るつもりだよ。
たまには真面目に言うと、正直あまり実感がない。
もっと悪くなったりしたら誰よりも取り乱すと思うけど。
今も本当は労わらないといけないんだろうけど、U太がかなり世話したりケアしたりしてくれてるし、実際俺は接し方がわからん。 
おかんのことだからみんなで心配すると調子にのるし、何かもっと悪くなりそうだから俺はあえていつも通り冷たくあしらってケンカしてます(笑) 
俺はとにかく頑張って仕事してラクさせないといかんのです。
絶対におかんに言うなよ! 
言ったらMとは絶交するからな!
おかんの態度でバレるからな!
でもMが友達でホントに良かったよ。 ありがとう。
たまには褒めてやる(笑)




2011.02.08 Tue (00:00) l 3. 発覚~手術まで l コメント (2) トラックバック (0) l top
2011/2/13

手術前日の本日10時30分に入院。

一般室という室料のかからない4人部屋を希望したのですが、満床のため今日だけは個室になりました。
その代り4分の1の料金でいいとのこと。 
案内された部屋はソファーも置いてあるけど無駄に広い。

荷物の整理が終わってから夫とコンビニへ。 
個室なので、コンビニで買ったお弁当を一緒に食べました。 
私はさっそく昼から病院食のカレーが出たけれど、足りなくて夫のも完食。

術前の検査は今までの外来で全て終わってるので、この日は採血と検温のみ。 
何もすることがないので2人でテレビを見ていたら母が来て、持って来てくれたチーズとマンゴープリンを食べて遠足気分。

5時に予約を入れていたシャワーの時間になり、夫が母を送りながら帰りました。
仕事のために明日の手術の付き添いに来れない夫は不安そうな顔。 
サラリーマンと違って自営(運送業)なので有休もなく、代わりの人にも頼めない。 
もう私は割り切ってるけどね。


シャワーの時に看護師さんが持ってきてくれたシェイバーで剃毛するのだけれど、いざとなったらどのくらいの長さにすればいいのかわからず・・・ 
とりあえず几帳面な性格をここでも発揮!!!


これだけの仕事で疲れ切って部屋に戻ったら・・・ 
長男と I ちゃん、友達Mの家族が勢揃い。
たった今処理をしてきたばかりだったので、恥かしさから服を着ているのにおまたを隠すように前かがみで歩いてしまい・・・ 
みんなに具合が悪いのかと心配されちゃった

みんなの温かい気持ちが伝わってきて、私は妙なハイテンション!
ここで次男も来てますます賑やかに。 


面会時間が終わってみんなが帰ってから、ちょうど廊下にいた看護師のSさんにシェイバーを返したときのこと。


Sさん   どうですか?  ちゃんとできました? 

     う~ん  どこまで剃ったらいいのかわからなくなっちゃって・・・

Sさん
   じゃあ見てみましょうか?

       いいんですか~?


というわけで、部屋の電気を消してSさんの持っていた懐中電灯でこそこそとおまたを披露


Sさん   だーいじょぶ だいじょーぶ OK OK


Sさんきれいな顔を崩して大爆笑

この笑いは・・・ やっぱり・・・   几帳面すぎたのね


夕方から飲み始めた下剤が効いてきて消灯前には早くもスッキリ。
トイレが部屋の中にあるのでとってもラクでした。
ぐっすり眠れたし、今日だけでも個室でほんとによかったです。


一般室が満床というのは実はウソで・・・
病院の粋な計らいのような気がしないでも



《追記》
個室なんだから部屋の電気を消さなくてもよかったのでは?
と、後から疑問に思いました  


2011.02.13 Sun (00:00) l 4. 手術 ・ 入院 l コメント (0) トラックバック (0) l top
2011/2/14

朝6時起床。  7時に浣腸。  お腹ペッタンコ。
弾性ストッキングを穿き、手術着に着替えたら、もう一気に手術モード。
長男が母を迎えに行き、早々と2人到着。


間もなく朝8時からの教授回診が始まり、私の部屋にも10人ほどの先生方が来てくださいました。
広い部屋の入り口付近からだったので、目の悪い私はM先生を探すのに必死! 
教授だから先頭にいると思いきや・・・ 真ん中あたりにいらっしゃって、先生の人柄を感じます


M先生   昨日はよく眠れましたか?

      はい、眠れました

M先生   じゃあ大丈夫ですね

      はい! よろしくお願いします!


たったこれだけの会話だったけど、安心感に包まれ落ち着きます


歩いて行けるのに車いすが用意されました。 
ペランぺランの手術着1枚なのでね~
予定通り8時45分に病室を出発。 
中央手術室の大きな扉が開き、ここで家族とお別れ。

いきなり工場のような広い空間が現れ、左右に手術室が並ぶ通路を進みます。  
20いくつ?も手術室があるらしいです。
そして、大きなプレートに12と書かれた部屋に入りました。

「ここがサザンさんの手術室になります」

看護師さんに言われて興味津々で見回したつもりなのに、何故かあまり記憶がなくて残念です。

細いベッドに寝かされ、心電図のシール・血圧計・酸素濃度を測るクリップ・点滴などの準備が終わった後、硬膜外麻酔に。
局所麻酔の注射のせいで痛みはなかったけれど、管が入ってくる感覚がわかり緊張しました。

そしていよいよ全身麻酔のマスク登場。
口元ではなく、おでこの上あたりの空中にありました。

「ゆっくり深呼吸してくださいね」

と言われ、そんな遠くにあるのに?などと思いながら大きく息を吸ったら・・・ 

“ グワン ”

と目が回り、1回でおちました。
にゃにゃ~つ?  と~んでもありませんっ!






10分後 「サザンさん!」 と呼ばれ目を開けました。
いけない!  寝ちゃったみたい!  吸わなきゃ!    


        これからですか?

看護師さん  もう終わりましたよ


えええっ   こんなあっという間に     


たった10分しか経っていないような不思議な感覚でした。
この時は体のどこにも痛みも違和感もなく、頭もスッキリ覚醒。
全身麻酔ってすごいです!  
またまた貴重な体験をしました。


でも、そんな安らかな時間も束の間・・・
この後ICUに運ばれ、長~く辛~い地獄の一夜が始まるのです。


2011.02.14 Mon (00:00) l 4. 手術 ・ 入院 l コメント (0) トラックバック (0) l top