2011/2/13

手術前日の本日10時30分に入院。

一般室という室料のかからない4人部屋を希望したのですが、満床のため今日だけは個室になりました。
その代り4分の1の料金でいいとのこと。 
案内された部屋はソファーも置いてあるけど無駄に広い。

荷物の整理が終わってから夫とコンビニへ。 
個室なので、コンビニで買ったお弁当を一緒に食べました。 
私はさっそく昼から病院食のカレーが出たけれど、足りなくて夫のも完食。

術前の検査は今までの外来で全て終わってるので、この日は採血と検温のみ。 
何もすることがないので2人でテレビを見ていたら母が来て、持って来てくれたチーズとマンゴープリンを食べて遠足気分。

5時に予約を入れていたシャワーの時間になり、夫が母を送りながら帰りました。
仕事のために明日の手術の付き添いに来れない夫は不安そうな顔。 
サラリーマンと違って自営(運送業)なので有休もなく、代わりの人にも頼めない。 
もう私は割り切ってるけどね。



シャワーの時に、看護師さんが持ってきてくれたシェイバーで剃毛するのだけれど、いざとなったらどのくらいの長さにすればいいのかわからず・・・ 
とりあえず几帳面な性格をここでも発揮!!!

これだけの仕事で疲れ切って部屋に戻ったら・・・ 
長男と I ちゃん、友達Mの家族が勢揃い。
たった今処理をしてきたばかりだったので、恥かしさから服を着ているのにおまたを隠すように前かがみで歩いてしまい・・・ 
みんなに具合が悪いのかと心配されちゃった

みんなの温かい気持ちが伝わってきて、私は妙なハイテンション!
ここで次男も来てますます賑やかに。 


面会時間が終わってみんなが帰ってから、ちょうど廊下にいた看護師のSさんにシェイバーを返したときのこと。


Sさん   どうですか?  ちゃんとできました? 

     う~ん  どこまで剃ったらいいのかわからなくなっちゃって・・・

Sさん
   じゃあ見てみましょうか?

       いいんですか~?



というわけで、部屋の電気を消してSさんの持っていた懐中電灯でこそこそとおまたを披露


だーいじょぶ だいじょーぶ OK OK


Sさんきれいな顔を崩して大爆笑

この笑いは・・・ やっぱり・・・   几帳面すぎたのね



夕方から飲み始めた下剤が効いてきて、消灯前には早くもスッキリ。
トイレが部屋の中にあるのでとってもラクでした。
ぐっすり眠れたし、今日だけでも個室でほんとによかったです。

一般室が満床というのは実はウソで・・・
病院の粋な計らいのような気がしないでも




《追記》
個室なんだから部屋の電気を消さなくてもよかったのでは?
と、後から疑問に思いました 



2011.02.13 Sun (00:00) l 4. 手術 ・ 入院 l コメント (0) トラックバック (0) l top
2011/2/14

朝6時起床。  7時に浣腸。  お腹ペッタンコ。
弾性ストッキングを穿き、手術着に着替えたら、もう一気に手術モード。
長男が母を迎えに行き、早々と2人到着。


間もなく朝8時からの教授回診が始まり、私の部屋にも10人ほどの先生方が来てくださいました。
広い部屋の入り口付近からだったので、目の悪い私はM先生を探すのに必死! 
教授だから先頭にいると思いきや・・・ 真ん中あたりにいらっしゃって、先生の人柄を感じます


M先生   昨日はよく眠れましたか?

      はい、眠れました

M先生   じゃあ大丈夫ですね

      はい! よろしくお願いします!



たったこれだけの会話だったけど、安心感に包まれ落ち着きます


歩いて行けるのに車いすが用意されました。 
ペランぺランの手術着1枚なのでね~
予定通り8時45分に病室を出発。 
中央手術室の大きな扉が開き、ここで家族とお別れ。


いきなり工場のような広い空間が現れ、左右に手術室が並ぶ通路を進みます。  
20いくつ?も手術室があるらしいです。
そして、大きなプレートに12と書かれた部屋に入りました。

「ここがサザンさんの手術室になります」

看護師さんに言われて興味津々で見回したつもりなのに、何故かあまり記憶がなくて残念です。


細いベッドに寝かされ、心電図のシール・血圧計・酸素濃度を測るクリップ・点滴などの準備が終わった後、硬膜外麻酔に。
ちゃんと入るように、思いっきりエビのように丸まりました。
局所麻酔の注射のせいで痛みはなかったけれど、管が入ってくる感覚がわかり、緊張しました。


そしていよいよ全身麻酔のマスク登場!
口元ではなく、おでこの上あたりの空中にありました。

「ゆっくり深呼吸してくださいね」

と言われ、そんな遠くにあるのに?などと思いながら大きく息を吸ったら・・・ 

“ グワン ”

と目が回り、1回でおちました。
にゃにゃ~つ?  と~んでもありませんっ!







10分後 「サザンさん!」 と呼ばれ目を開けました。
いけない!  寝ちゃったみたい!  吸わなきゃ!    


        これからですか?

看護師さん  もう終わりましたよ



えええっ   こんなあっという間に     


たった10分しか経っていないような不思議な感覚でした。
この時は体のどこにも痛みも違和感もなく、頭もスッキリ覚醒。
全身麻酔ってすごいです!  
またまた貴重な体験をしました。


でも、そんな安らかな時間も束の間・・・
この後ICUに運ばれ、長~く辛~い地獄の一夜が始まるのです。



2011.02.14 Mon (00:00) l 4. 手術 ・ 入院 l コメント (0) トラックバック (0) l top
2011/2/14

この入院中、一番辛かったICUでの一夜が始まりました。

手術室からストレッチャーで移動し、ICUのベッドに移された瞬間、スイッチが入ったように体中に異変が起きました
今思えば、麻酔が切れてきた頃だったのかも・・・

まず最初に感じたお腹の痛み
お腹の上に棒状の鉄の塊を乗せられて、お腹と背中がくっつきそうな感覚。 
手術したばっかりなのに何を乗せてるの?と手を置いてみたほどでした。 
分厚いガーゼしかないとわかったときは本当に驚きました。
私は生理痛もなく陣痛も弱かったので、このお腹の痛みは今までで一番だったと思います。 

それと手術による発熱が始まるときの悪寒。 
寒くて寒くて、自分の歯がガチガチうるさいくらい音を立てていました。
電気毛布をかけてもらっても寒気はなかなか治まらなかったです。 

そして麻酔の影響による吐き気
嘔吐することはなかったけど、これも辛かったです。
気休めにお皿を置いてくれましたが、この状態で勝手に吐けと
身体の周りはうじゃうじゃ管だらけだし、お腹の傷が開くんじゃないか?と、怖くて横を向くことさえできる状況ではありませんでした。 


そんな3重苦の一番辛いときに、主治医から術後の説明を聞き終わった家族が面会にやってきました。
朝は母と長男だけでしたが、夫、次男、妹の顔が増えていました。
心配かけたくなかったけれど、演技できる余裕はありませんでした。
みんなの顔もちゃんと見れないくらい目を開けているのも苦痛で。

夫が「もう終わったからな」と言って髪を撫でたのが超ウザかった

そして長男が
「ガンは子宮の中だけでリンパ節にもどこにも転移してなかったってさ」
と言いました。

よかったーーー    

そして“はっ”と気づいて時間を聞きました。

夫が 「3時」 と言いました。

術中病理検査で骨盤内のリンパ節に転移がみられた場合は、そのまま傍大動脈のリンパ節郭清を行うと言われており・・・
そうなると手術時間は8時間くらいになると言われていました。
3時なら長男が言うように本当に転移はなかったんだろう!
安心したら眠くなり、みんな察して10分ほどで帰って行きました。


お腹の痛みは2回の座薬で消えました。 
震えるほどの悪寒も熱が上がり切ったら止まり、 吐き気もいつの間にか治まっていました。

長く辛いICUの一夜でしたが、翌朝には嘘のようにラクになっていました。


あとで聞かされたのですが、このとき夫と次男が泣いてたそうです
私が一回りも小さく見えて痛々しかったそうです。
私はとにかく瞼が重くて全く気がつきませんでした。


そしてこのとき、みんなが私に隠していたことがあったのですが、それはまた後日・・・


2011.02.14 Mon (00:00) l 4. 手術 ・ 入院 l コメント (0) トラックバック (0) l top
2011/2/15

眠れない長い夜が明けたら、だいぶラクになっていました。

お昼頃? ICUから婦人科病棟に移動。 
今日からは室料のかからない4人部屋です。
4人部屋といっても一人一人の空間が広く、 洗面所もちょっとしたホテルのようにきれいで気持ちよく使えました。
 
面会時間になると夫、母、長男、I ちゃんが来てくれました。


   病室


16時頃、担当の看護師さんと歩行訓練に
まず、手術のときから足に付けていた血栓予防のエアーポンプを外してゆっくり立ち上がる・・・  
よろよろしたけれど大丈夫そう!
点滴スタンドに、私と一体化してる麻酔のボトル、ドレーンのバッグ、尿バッグなどを引っかけ廊下に出ました。
それぞれのバッグには看護師さん手作りのカバーが掛けてあり、中が見えないように配慮されてます。 

夫たちは邪魔にならないよう、飲食ができるラウンジに行きました。
そのかわり、いつの間に来たのか?次男が私の横に立っていて歩行訓練にもついてくる・・・ 
絡んだ管を直したり私のパジャマの裾を直したり忙しそう。

歩くのは問題なさそうだったけど、貧血のせいでだんだん気持ち悪くなり、10mほどでUターン・・・



部屋に戻り、管などをよけてベッドに横になり、ホッとしたところに友達のMとCが来ました。 
翌日のお見舞いは遠慮するのが普通なのでしょうが、この2人は姉妹みたいな間柄なので特別です。

3人とも同じ高校で、それぞれの夫たちもみんな同じ高校でした。
つまり6人とも同級生。 
その頃も、結婚してそれぞれ子どもができてからも、海も遊園地も旅行もスキーもバーゲンも、どこに行くのもいつも一緒でした。 

それぞれ車で20分くらいのところに家があり、結婚した歳も子どもの年齢も近かったので、お互いに支えあい助け合ってきました  

昔は若さゆえのくだらない夫婦喧嘩が日常茶飯事でしたが、どこも離婚にならずにすんだのは、みんなが遠慮なく仲裁に入れるほどの仲だったからだと思います。

今回のことでも何一つ隠し事なく 1から10まで報告していたし、お互いに変に気を遣い合うこともなく普段通りでいてくれたことが私には救いでした。

あとで聞いたらこの時の私は目を瞑っている時間が長く、とても辛そうだったそうです。 
翌日、貧血のせいとわかりましたが、このときは自分では普通に話していたつもりだったので意外でした。



昨日の地獄がウソのように夕方にはお腹の痛みがなくなりましたが、ガスが出ないのでまだお水も飲めませんでした・・・



2011.02.15 Tue (00:00) l 4. 手術 ・ 入院 l コメント (0) トラックバック (0) l top
2011/2/16

朝早く、待望のガスが出たので歯磨きのついでにラウンジに水を買いに行きました。 今朝はラクに歩けました

そして髪が気になって仕方がなかったので、
洗面所で “水のいらないドライシャンプー” をしました。
う~ん・・・ 少しはサッパリしたけど期待したほどではなかったです。


8時。 朝食の時間です。
今朝から私にも食事が配膳されました
食事といっても重湯と具のない味噌汁でしたが、3日ぶりに口から摂った食べ物はとっても美味しく感じられました。 


毎朝、朝食の時間に回診があります。 
今日はM先生は外来の日なので回診にはいませんでした。
若い先生が尿のバッグを見て

「おしっこの色が赤すぎるので点滴に止血剤を加えます」 と仰いました。

やっぱり? 私も気になっていたので安心しました。

そしてお腹のガーゼを取り、傷を見て、 

先生   きれいに付いてるので、あとで処置室で傷の上に貼ってあるテープを取
      りましょう。 
 
     まだ抜糸してないのにですか?

先生   サザンさんは縫わずに接着剤でくっ付けたので抜糸はありませんよ。 


そのとき初めて自分の傷を見ましたが、幅広の透明なテープの下は確かに縫った痕がなく、おへそから下に5ミリ幅の線が1本あるだけでした。 

おへそから上には傷がなかったので、傍大動脈リンパ節を取らずにすんだことも、ここで自分の目で確認できました。

しかも手術してから2日しか経ってないのに、しっかりと、きれーーにくっ付いてました!
人間の治癒力ってすごい!  医療の進歩もすごい!  
接着剤って・・・まさかアロンアルファじゃ~ないよね


食事が終わって少ししたら、左側のドレーンが出てる穴からリンパ液がかなり漏れたので、傷のテープを取ったときについでに消毒をしてガーゼを取り替えてもらいました。
左右2か所の穴を覆うように尿取りパッドをあてているのですが、夜にもかなり漏れて看護師さんに取り替えてもらいました 

今日はまだ38°の熱がありましたが、お腹の痛みもなく昨日よりも更にラクになりました。

ですが、今朝の採血で貧血がひどかったのか?200ccの輸血をしました。 
昨日歩いた時、気持ち悪くなったのはやっぱり貧血が原因だったようです。 
輸血の効果のせいか、今日も来てくれたMと母が回復ぶりに驚いてました。  
そうとう昨日のインパクトが強かったようです


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手術が終わった後の主治医の説明は、夫は仕事で間に合わず息子二人と妹が聞いていました。  
今日みんなが揃ったのと、私もラウンジに行ける余裕があったので、やっと詳細を聞くことができました。

子宮・卵巣・卵管・大網などの摘出されたものが並んだパレットを見せられ、 

「きれいでしょう?」
 とM先生が仰ったそうです。

「ガンは子宮の中だけで、他の臓器にもリンパ節にも転移はありませんでした」

実はそのとき “ダグラス窩腹水の中にがん細胞がいた” ということも聞いたらしいのですが、私がM先生から直接聞くまでは黙っていよう!と3人で共謀していたのです。

そして長男はPCでステージを確認し・・・

「もしかして・・・ ヤバくね 」 と思っていたらしいです。



2011.02.16 Wed (00:00) l 4. 手術 ・ 入院 l コメント (0) トラックバック (0) l top