2011年1月発覚~2017年4月完治までの
約6年間の子宮体がん闘病記録です


カテゴリ別になっていますが
“ブログ内検索” にお調べになりたい単語を入力されますと
それに関連した記事がいくつかリストアップされます


医療の世界は日進月歩です
いつかこのブログが無用の長物となるよう
素晴らしい治療方法が見つかりますように                                     
                                      2017年 4月
2017.10.13 Fri (00:00) l 6. 子宮体がん l top
2017/4/21

先日、婦人科の定期検診がありました。
今回の検診は大学病院で受けるCT検査のみです。
(細胞診と血液検査は、最初にかかったクリニックで秋に受けます)

1年も前に外来の予約が入ったので、朝一の予約でした。
同じ枠に何人かいると思うのですが、なんと初めての1番でした。
しかも、私がM先生を10分も待つという予期せぬオプション付き。

1年ぶりの先生は、いつもと変わらずにお元気そうでした。
CTの結果が異常なかったことを伝えられ、
6年前の手術後の病理結果を一項目ごとに丁寧におさらいされた後、

「ということで、これで卒業でいいと思うんだよね」

と言われました。
去年の診察のときは「10年まで診ていきます」と仰っていたので、突然の“卒業”という言葉にビックリ
とっくに言われてきたことですが、私の病理結果から転移・再発の要素がないこと。
そういう人に保険で検査を受けさせるのが厳しくなったこと。
他に気になることがあっても、子宮体がんとして必要のなくなった検査を受けさせるのは法を犯すことになってしまうこと。
などを説明されました。

1年前はまだ少し不安のあったCTも、今はもう自分でもそれがなくなっていたこともあって、検査と税金の関係など、すんなり納得できました。

「でも何かあったらいつでもここに来ていいから」

と、私の気持ちを汲んだ温かい一言を最後に添えてくださいました。

今まで言いそびれていた、先生と父が同じ名前だったことも最後に思い出して言えてよかったです

最初に先生にお会いして、正式にがんと診断されたときも、
CTのたびに転移疑いの報告書を見せられたときも、
PETで初めて大腸がんを疑われたときも、
私は一度も先生の前で泣いたことがなかったけど、
この日 「今までありがとうございました」 と言って診察室を出るときくらいは泣きたかったなあ。


↓婦人科では最後になった 《CT検査報告書》
1704212.jpg

腫れていたリンパ節は更に小さくなったようです。
っていうか、卒業なのにま~だ腫れてるという微妙さ


画像検査はこれでなくなりましたが、クリニックの方はもう少し通うみたいです。
大学病院と紹介元との関係のようなものがあるのかもしれません。
けれど、術後の内診の必要性も、だんだん問われ始めてきているそうです。




もういいかげん見飽きた桜と思いますが・・・

1704213.jpg

病院からの帰り道、いつものこの坂を通ったときに遅れた感情が・・・

抗がん剤治療が始まったのもこの時期で、運転ができないときはフラフラしながらバス停まで歩いたなあとか、
仕事に復帰したときは、時間に追われながらバタバタとここを走ったなあとか、
ハゲに帽子で、生まれたばかりのニコを抱っこして散歩したなあとか、
いろいろ思い出したら泣けてしまって。

M先生の “卒業” という言葉は喜ばしいことなのに、検査も入院も手術も、何から何まで初めてづくしの婦人科だったせいか、とてもとても感慨深いものがありました。




そんな、珍しく乙女チックな私を見かねてか
夫が夕食後にミニストップのいちごパフェを買ってきてくれました。
こんなもので癒される、現金な私でした~

1704211.jpg


泌尿器科や腎機能での通院はまだまだ続きそうですが、大学病院の婦人科はこれで終わりになりました。
今まで支えてくださったみなさまに、心からのお礼を申し上げます。

長い間、ありがとうございました。



2017.04.21 Fri (23:37) l 6. 子宮体がん l コメント (19) トラックバック (0) l top
2017/3/9

術後5年の節目から、ず-っと書きそびれていた現在の身体の様子などを記録しておこうと思います。


子宮体がん
CT検査(アレルギーが出たため単純)は手術をした大学病院で4月頃に年1回、
血液検査と細胞診などの内診は、最初にかかったクリニックで9月頃に年1回、
と、2ヶ所で定期検診を受けています。
(クリニックの方もCTに合わせて4月にしようか検討中)

2011年11月(術後9ヶ月)造影CT検査で傍大動脈リンパ節の腫れを指摘され、
2012年12月のPET/CT検査では “転移疑い” にまでなりましたが、
2014年9月のPET/CTでは薬の集積が淡くなり、転移疑惑は消えました。

「術後、リンパの流れがうまくできていないとリンパ節に溜まって腫れて写ってしまう。 報告書ではどうしてもそうなっちゃうけど、僕の経験から違うから」

3年もの間、検査の度に転移疑惑の指摘があったのに、主治医M先生は毎回それを否定され、私は先生を信じてついてこれました。
それはとても大事なことで、幸運だったと思います。


尿管狭窄
左側尿管に手術時の癒着が原因と思われる5cmの狭窄部分があり、尿を流れやすくするために尿管ステントを留置しています。
一つのものを長期間入れておけないので、3か月毎に交換しています。
交換前に座薬を使うようになってから、交換時の痛みが軽くなりました。

尿の逆流による水腎症の繰り返しで左腎萎縮が進行し、2014年9月のPET/CTでは殆ど機能していないことがわかりましたが、ステントは左腎が完全に尿を作れなくなるまで留置しておかなくてはいけないそうです。 抜いてトラブルがなければ抜去になるのですが、そのタイミングは難しいらしく、未だ試されていません。
左腎を取ってしまうより、このまま自然に萎縮を待つ方がリスクがないそうです。


腎機能
↑のことから、半年毎に腎代謝内科で腎機能を診てもらっています。
萎縮した左腎に代わり、右腎は代償性肥大になっています。
腎臓は片方だけでも支障はないそうで、片腎しか機能していないという自覚はありません。
ただ、水分摂取量が少ないと尿が濁ったり膀胱痛の症状が現れるので、起き抜けの温かい麦茶200ccの一気飲みを含め、1日1500cc~2000ccの水分(ほとんど麦茶)を摂ることは心がけてます。
残った右腎の機能維持のために塩分の濃いもの控えたり、体重管理、血圧管理も、緩いながら意識しています。


骨粗しょう症
腎代謝内科の主治医の専門分野とわかり、昨年初めて検査を受けました。 
(卵巣がないと骨形成に関わる女性ホルモンの1種であるエストロゲンが少なくなるため、骨量の減少を招くことで骨粗しょう症を発症しやすくなる)
昨年は、思いがけず同年代の平均値よりも良い結果がでました。
今後も年に1回検査を受け、腎機能のついでに一緒に診てもらおうと思ってます。


排尿障害
手術時に排尿機能を支配する骨盤神経を傷つけることで起こる確率の高い後遺症ですが、大半は自然排尿が可能になります。 が、私は回復しなかったので、自然排尿と導尿を併用してきました。
抗がん剤治療が終わってから服用を始めたウブレチドという膀胱の収縮を助ける薬の効果で、尿意・尿量ともにそれなりに回復傾向にありましたが、毒薬に区分されていたり、長期服用は肝機能の低下に繋がる “コリン作動性クリーゼ” を引き起こすことがあるとわかり、1年前に服用をやめました。
やめたことで尿意・尿量ともにダウンし、朝晩だけの導尿が毎回になってしまい、その頃は凹みましたが、長い目で見るとこれで良かったのだと思います。
導尿から解放されたい一心で回復を期待してきましたが、今の自分にとって何が一番大事なことかを考えたら、腎臓を守ることだと気づいたからです。
無意識のうちに行っていた腹圧排尿がなくなり、膀胱を空にする回数が増えたことで、それまで頻回にあった膀胱痛や腎臓の腫れが激減しました。
諦めることも治療のうちと悟りました。 でも、ステントを抜去したら、もしかしたら治るのでは?という希望もまだ捨てていません☆
《追記 - 現在毎回併用で、自然排尿と導尿の尿量の割合は 6:4 くらいです》


リンパ浮腫
去年の夏頃(術後5年半)から、なぜか急に軽くなりました。
弾性ストッキングを穿かずにいられる日が多くなりましたが、2014年の事故や、先日の捻挫でもリンパ浮腫の原因になることがわかったので、油断して悪化させないように気をつけていきたいと思います。
長時間の外出のときは弾性ストッキングを着用し、お風呂での、簡単ですが一通りのマッサージも継続しています。


更年期症状
ホットフラッシュは術後5日目で出ましたが、今はほとんどありません。
最近になってときどき躁鬱感を自覚する日がありますが、軽くすんでます。


抗がん剤の副作用
右手人差し指と中指の先端の感覚が鈍いです。
両足(特に右足)の土踏まずから爪先にかけて、ギュッと掴むと “痛気持ちいい” ような痺れ(わかりにくいですね^^;)が残ってます。 たぶんこれはこのままのような気がします。

顔の色素沈着と、目の瞼裂斑炎(白目の黄色いシミ)は薄くなりました。
特に瞼裂斑炎は一般的には治らないといわれているので、私の場合はこれも抗がん剤の色素沈着と大いに関係があったと思われます。


大腸がん
2013年の夏、婦人科定期検診のPET/CTで見つかり、2014年1月に手術。
その後1年に1回、内視鏡検査を受けています。
内視鏡で取っただけで終わり、病理の結果も良かったので、未だに大腸がんを罹患したという自覚が薄いです。


まとめ
こうやって拾い上げると、さもいろいろありそうですが^^; 術前との大きな違いは導尿の面倒くささだけです。
でも今はもうこれが普通になっていて、辛い後遺症とは思ってません。
使い捨てのカテーテルを頂いてからは外出時のトイレも苦ではなくなりました。
(導尿をされてる方、“在宅自己導尿指導管理料” 内で、繰り返し使うタイプと使い捨てタイプの両方を頂けるので、病院に申し出てみてください)

それ以外では全く普通に生活しています。
一時風邪をひきやすい時期がありましたが今はそれもなく、疲れやすいということもありません。
家族や友人は導尿どころか、私が闘病していたことも忘れかけているのでは?
な-んて感じる今日この頃です


おまけ
私がここまでこれたのは、このおまじないのお陰でもあったような気がします。 
手術を控えた頃に母から渡されたもので、
「薬師如来さん、病気を治してくださいね」 という意味の言葉だそうです。

1703071.jpg

“肌身離さずに” とのことで、畳んでスマホケースのポケットに入れてます。
ご興味のある方はこちらをどーぞ



2017.04.20 Thu (00:00) l 6. 子宮体がん l コメント (8) トラックバック (0) l top